正統派ティラノ・ドレイクビート【デュエプレ】
エンペラーキリコカップ(2022/3) ADマスター到達。
無限にWブレイカーを投げつけてくるNEX、絶対にG・0で出てくる剣誠、しばらく相手のターンを眺めてたら盾が焼却されるキリコ。
鬼のような12弾デザイナーズデッキ環境で筆者はもがいていました。
そんななかカードリストを眺めていると最強クリーチャーを思い出しました。
ボルガウルジャック
盤面をためて殴ってくるNEX、剣誠相手に出せたら絶対気持ちいい!!キリコのリリィ、ローズも焼けるじゃん!ってことでボルガウルジャック=ティラノドレイクデッキを組むことにしました。
デッキレシピ
超正統派のティラノドレイクデッキ。
実は最初は≪光器ペトローバ≫、≪パラ・オーレシス≫を入れたパンプアップ型を使ってたのですが、プラチナ4で行き詰まり「あれ、もうこれドレイクに寄せたほうが勝てるんじゃね」ってことでこうなりました。
このデザイナーズ環境を超えられるのはデザイナーズデッキしかねェ...ってことでチャレンジスタート。
12弾環境では、全体火力除去(≪バーストショット≫とか≪炎槍と水剣の裁き≫とか)があまり使われてなく、竜極神も1枚制限なのでティラノドレイクの通りがよかったです。
採用カード
キラ・ゼクス・ドラグーン
みんな忘れがち(筆者だけ?!)な大型アタッカー。軽減により4ターン目の3コスト召喚が容易に決まります。ただただこいつで押し切って勝った試合もしばしば。
セルフランデス効果も後述の≪竜音のキラ≫を踏み倒せば大したデメリットではなかったです。
メインアタッカーは≪ボルガウルジャック≫のつもりなので2枚採用。
竜音のキラ
ドレイク界のコッコ・ルピア。コスト1軽減は物足りないかと思いきやそもそも低コストクリーチャーが多いティラノドレイクにとってこの1軽減がかなり強かったです。
キラがないドレイクなんてクリープのないコーヒーも同然。
こいつがいれば≪キラ・ゼクス・ドラグーン≫が4コストで出てきます。4コストパワー9000のSAが弱いわけないですよね。ね。(確認)
ボーンブレイド・ドラグーン
強すぎ。ドレイク界のピラミリオン。コスト3まで踏み倒せる分こちらの方が上です。
対象は≪キラ≫、≪ロミュナス≫、≪ゼクス≫、≪スウザ≫の4体。意外にも探索が濁って困った!ということは1回もありませんでした。
≪スウザ≫を蘇生してSAになる動きは超強力でこれで決めた試合が結構ありました。
あとダイレクトアタック時のボイスがかっこいい。
竜脈のダンジェン
貴重な手札補充カード。デッキのうち38枚がドレイクなので、終盤ではほぼ確実に3ドローできます。(1ドローしかできなかったことが1度だけありました。)
キラが盤面にあれば4コスト3ドロー。SRレベルのカードです。
超竜騎神ボルガウルジャック
本デッキのコンセプトかつ切り札。3面除去できるポテンシャルは現在でも十分すぎるほど強力でした。
≪ネロ・グリフィス≫、≪パーフェクト・ギャラクシー≫を上から取れず苦しむことがありました。
竜音のゼクス
墓地肥やしカード。≪キラ・ゼクス・ドラグーン≫を1コスト軽減しSA付与も地味に協力でした。
デッキにパワー2000のクリーチャーが多いので≪神羅ライジングNEX≫の全体除去もこいつが吸ってくれます。
ちなみにぶん回るとこんな感じ。
・2ターン目≪ゼクス≫召喚⇒墓地に≪キラ≫
・3ターン目手札から≪キラ≫召喚
・4ターン目≪ボーンブレイドドラグーン≫召喚
⇒墓地からキラ
⇒手札から≪スウザ≫召喚
NEXもびっくりの展開力です。
疾風のスウザ
ドレイク界のトット・ピピッチ。種族縛りとは言え2コストで全体SA付与はコスト論的にかなり優秀ではないでしょうか。
深塊炎霊ロミュナス
4枚目、5枚目の≪キラ≫として採用。入れ替え候補として≪ジャンガルジャン≫もいますが、火文明クリーチャーの方が重要+色バランスとしても≪ロミュナス≫を採用しました。
ジンロウ・ドレイク
新規ドレイク。入れ替え候補は≪ダキテー・ドラグーン≫。火力3000があまり強くない気がした+確実に相手の攻撃を止められるブロッカーを優先したかったので採用しました。
破壊時1ドローのおかげで返しのターンで勝てた試合もありました。
闘龍鬼ジャック・ライドウ
貴重なドローソース。パワー5000が優秀でした。
3ターン目≪キラ≫or≪ロミュナス≫からつなげて5ターン目進化クリーチャー召喚を狙います。環境デッキと渡り合うには必須だと感じました。
覇竜凰ドルザバード
最強のフィニッシャー。序盤にシールドを2枚削る動きで下準備をしてから召喚し確定で勝つ動きはもちろんのこと、トリガーが多そうな相手にはドルザバードのみで殴るのもありです。
返しのターンで除去されても≪ダンジェン≫で回収できるので隙がありません。
炎竜提督ガウスブレイザー
ドレイク界の提督(そのまま)。≪ドルザバード≫をブロックするために出してきた≪ビューティシャン≫がカモでした。
攻撃されない効果により、相手に除去札を使わせられる点も優秀です。
ホーリー・スパーク
お祈りカード。
2枚しか枠がなかったですが、相手に4積みを警戒させる効果があったと思います。
所詮この世はスパークゲーなのさ。
※その他候補カード
ライジン・ドラグーン
枠の都合で不採用。
エンドブリンガー・ドラグーン
HDMやライジングNEXなどの大型を除去できる点は魅力的でしたが、結局攻めに徹したほうが強いという判断で試作段階で抜けました。
ビトレイヤル・ドラグーン
自然・光に除去したいクリーチャーが思い浮かばなかったので不採用。
戦績
26勝14敗※トス1回含む(プラチナ4~マスター到達まで)
各対面について筆者の印象です。
リースNEX
微不利。
ボルガウルジャックでメタったつもりでも、圧倒的なデッキパワーを抑えられず負けた試合の方が多かった気がします。
ボルガウルジャックで殴る=相手の墓地に2体以上ファイアーバードがいるので、逆にNEXから殴り返される点もきつかったです。
赤青剣誠
不利。クロスギアを除去する手段がないのが辛かったです。相手のモノノフは確実に盾のスパークを焼いてきます。
負け覚悟で序盤から殴っていく方が勝つ確率が高いことに、ラスト数試合で気づきました。
キリコ
五分。
相手のキリコとこちらの≪ボルガウル≫、≪ドルザバード≫のどちらが早いか勝負の印象。
間に合わない場合はキリコ着地前に≪ジンロウ・ドレイク≫を手出ししておいて1ターン延命するプレイングも重要です。
Bロマノフ
微不利。
盤面有利でもトップ解決してくるデッキなので基本的に不利です。Bロマ、デスドラ共にきついです。
剣誠対面同様、序盤から殴る速攻戦法のほうが勝率は高そうです。
ナイト
五分。
序盤の≪バレット・バイス≫に≪ガウスブレイザー≫を合わせられるかどうかで8割勝負が決まります。
リーフコン
有利。
先述の通り≪ビューティシャン≫に≪ガウスブレイザー≫が刺さるのと、除去されたクリーチャーは≪ボーンブレイド≫、≪ダンジェン≫でリソースに変えられるので有利です。
カウンターHDM
有利。
ドルザバードで無双します。≪ヘヴィ≫≪メタル≫はボルガウルジャックで除去できるので安心安全です。
5Cコン
微有利。
基本的に押し切って勝ちやすい対面ですが、≪キング・アルカディアス≫で詰みます。ただキングが出るまでに盾を0~1枚にしておけば小型獣で押し切れるケースもありました。
黒緑速攻
意外に五分。
≪スウザ≫を2ターン目に出してSAで殴り返しつつボルガウルジャック着地まで粘れば勝てます。
まとめ
メカオー、ドリームメイトの影に隠れて環境デッキにならなかったティラノドレイクですが、全体火力除去が少ない現環境では実はtier3くらいになり得るポテンシャルはあったと思います。先日開催されたプレイスアリーナでも活躍したツイートをいくつか見かけましたし。
改めて使ってみると、墓地をリソース源にしつつスピーディかつ粘り強く戦えて、よくデザインされてるなぁと感じました。
さすがデュエプレ開発班。